17歳

植物が瑞々しく煌めき、景色が明瞭となる季節。伸び伸びと日に向かう全ての植物のある景色にラウさんを彷彿とさせます。

 

 

はじめて見たラウさんは神様から託されたたったひとつの大きな光を手に、この星へ舞い降りた天使のように見えた。
瞳には満天の希望、立ち姿は凜とした清らかさを携え、衣装の裾をふわりと翻すしなやかさからは自信と柔らかな愛らしさが浮かび上がっていた。

その頃のラウさんはどうやら滝沢歌舞伎を終えた時期で、どのインタビューでもアイドルとしての方向性や今の心境をひとつひとつ振り返っては丁寧に自分と向き合っており、その姿がとても印象的だった。

「今は成長期だけど僕自身は一生成長していきたい。『もうこれ以上の成長はない』なんて人は、この世にいないと思うから」

ラウさんを知った当時のわたしは人生の方向性を考えることが増えてきた頃でもあった。社会の中の自分として、生活をデザインする一環として、長い人生設計として、先の見えない暗闇を手探りで生きていく。そんな渦中、ぽつぽつと明かりを燈してゆく16歳のラウさんががたまにひょっこり顔を出す。

「16歳だし、性格なんてどんどん変わっていく」

いろんな仕事をこなし、いろんな人との出会いや別れを経験してきたラウさんの著しい成長過程を見ていくと、彼は変化に正当な理由を付けるわけでも義務化するでもなく、ただ純粋に楽しみながら自らの形を心地のよい方向へ動かしていた。そんなラウさんの存在が暗闇に差し込む希望のように映ったのだと思う。

ラウさんの言葉をはじめとするいろんな表現力や人間性がだいすきです。ラウさんの聡明な思想に引き寄せられてはいつも幸福のブーケをもらって帰る。そんな感覚。彼からにじみ出る経験や才能、努力の蓄積が遠い遠いキラキラ光る星のように美しく瞬いて見える。そしてそれは福音にとてもよく似ている。ラウさんの存在は尊く愛おしい輝きです。

 

 

久々にお見掛けした純真な黒髪に去年初めて見たときのラウさんの姿を重ねた。そして当時の痕跡をわずかに感じることができても、あの頃の姿が現在進行形として戻ってくることは決してないという当たり前すぎる諸行無常を噛み締める。日々蓄えた技術や学びを糧に心身ともに形を変えて今日もすくすくと成長しているラウさん。その姿があまりに綺麗で清らかで毎日目が離せません。

「成長したい進化したいという気持ちは止めたくないです」

そう進化への思いを語るラウさん。進化。渋谷が谷底で銀座がまだ海だった*1時代から今日までの地球の進化の中で、こうして銀河一眩しくて魅力的な男の子ことSnowManのラウールさんに出会えた奇跡に感謝です。

ラウさんの考える幸せが何であるかはラウさんにしか決められないし、君が悲しいとき背中をさすることもやわらかな毛布をかけることもこともできずいつももらってばかりでもどかしいけれども、ただいつも いつでも ありふれた幸せをラウさんが当たり前に享受できますようにと祈っています。


お誕生日おめでとう。生まれてきてくれてありがとう。

*1:近い表現としてsexyzoneの「Tokyo Hipster」の一部歌詞を拝借しました